不動産ニュース / 開発・分譲

2020/12/14

渋谷区役所建替、定借タワマン竣工/三井不レジ

建築家・星野裕明氏による曲線美デザインを施した外観
エントランスロビーに続き、1階から2階にかけてスパイラル状にラウンジが連なる「クリエイティブステップラウンジ」

 三井不動産レジデンシャル(株)は14日、8月に竣工した大規模分譲マンション「パークコート渋谷 ザ タワー」(東京都渋谷区、総戸数503 戸)を報道陣に公開した。

 同物件は「渋谷区役所建替計画」の住宅棟。旧渋谷区庁舎・旧渋谷公会堂の敷地の一部に、新庁舎・新公会堂を整備するとともに、70年の定期借地権設定による対価を得て分譲マンションを建設した。

 JRなど「渋谷」駅徒歩約8分、「原宿」駅徒歩12分に立地。敷地面積4,565平方メートル、延床面積6万1,491.62平方メートル、鉄筋コンクリート造地上39階地下4階建て。標高32.5mの丘の上に位置し、北側に代々木公園・明治神宮の緑を臨む。

 周辺のエリア特性から、東西南北に「清、粋、祭、静」の4つのテーマを設定し、北側に位置する共用空間は清い色、東側は粋な色といったように外観や共用空間4つのカラーテーマを反映。さまざまなアート関連の取り組みに力を入れる渋谷のまちや個性に沿うよう、新進気鋭のアーティストを起用し、共用部にさまざまなアート作品も取り入れた。

 1階から2階にかけてらせん状に世界観の異なるラウンジが続く「クリエイティブステップラウンジ」や20・21階の2層に渡る「ザ パークビューラウンジ」等、共用部を充実させたのが特長。臨場感のある映像と音響が楽しめるシアター空間「スクリーニングルーム」や「フィットネスルーム」、約50平方メートルの「ゲストルーム」(2戸)や「パーティ―ルーム」ほか、資料などが広げられる大型のデスクも備える「コワーキングラウンジ」、「ミーティングルーム」、プライベート性の高い「スタディルーム」なども用意した。

 住戸は1R~3LDK、専有面積約40~208平方メートル。販売開始は2018年10月。現在、販売予定住戸は353戸で、うち約300戸で申し込みを得ている。平均坪単価は約780万円(前払い地代込み)、最多間取りは2LDK・約75平方メートル。購買層は港区、渋谷区在住、会社経営者、上場企業の役員クラスが中心。当初想定より実需需要が多い。残りの約50戸は年明けより販売開始。販売を予定していない残りの150戸については、自社保有も検討していく。

プレミアムフロアの住戸。間取り3LDK、専有面積約141平方メートル。販売価格4億9,040万円
20・21階の2層に渡る「ザ パークビューラウンジ」

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