不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/1/12

大幅減益/トーセイ20年11月期

 トーセイ(株)は12日、2020年11月期決算(連結)を発表した。

 当期(2019年12月1日~11月30日)は、売上高639億3,900億円(前期比5.3%増)、営業利益64億2,700億円(同49.4%減)、税引前利益59億100万円(同51.2%減)、当期利益36億200万円(同57.4%減)、当期包括利益30億6,400万円(同64.7%減)であった。

 主力の不動産流動化事業では、43棟のバリューアップ物件を販売すると共に、Restyling事業で4戸を販売。売上高311億5,400万円(同0.5%増)、セグメント利益55億9,600万円(同27.8%減)に。
 不動産開発事業では、新築分譲マンション243戸、戸建住宅80戸、物流施設1件、商業施設1件、土地6件を販売し、売上高161億7,100万円(同12.7%増)、セグメント損失37億4,300万円(前期:セグメント利益15億2,800万円)。
 不動産賃貸事業は売上高58億1,000万円(同2.2%減)、セグメント利益23億1,900万円(同2.0%減)。不動産ファンド・コンサルティング事業は売上高56億7,600万円(同51.2%増)、セグメント利益41億9.300万円(同77.3%増)。不動産管理事業46億9,000万円(同2.3%増)、 セグメント利益6億6,700万円(同32.5%増)。
 ホテル事業では2件を開業したが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、売上高4億3,700万円(同59.8%減)、セグメント損失6億7,300万円(前期:セグメント利益9,900万円)であった。

 併せて、21年11月期を初年度とする中期経営計画を公表。既存事業の拡大、営業利益の増大、DXによる既存事業拡充と新たな収益モデルの創出に取り組む。
 なおコロナ禍により確実性が高い状況を踏まえ、21年度の計画と目標とする下記指標を発表。21年11月期は、売上高695億3,500万円、営業利益87億700万円、税引前利益80億100万円、当期利益52億1,800万円を見込む。
 中期経営計画最終年度である23年度の指標目標は、ROE12%以上(20年実績6.1%)、営業利益ベースの安定事業比率50%(同77.8%)、自己資本比率35%程度(同36.5%)、ネットD/Eレシオ1.0倍程度(同0.91倍)、配当性向30%(同25%)を達成する計画。

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