三井不動産（株）は、NECソリューションイノベータ（株）、（株）エニキャリと協同で、「COREDOシェアステデリバリー」の実証実験を1月19日より開始する。
コロナ禍で飲食店のデリバリーやテイクアウトサービスが急速に普及しているものの、飲食店にとってデリバリーは知識・経験不足や人員確保、コスト面などで多くの課題がある。オフィスワーカーも、テイクアウトは買いに行く時間がない、デリバリーは料金が高い、注文や集金のとりまとめが煩雑、といった問題を抱えている。実証実験では、飲食店とオフィスワーカー双方の課題解決につながることを目指す。
同社が運営する「COREDO日本橋」と「COREDO室町」の参加飲食店のランチボックスメニューを、NECソリューションイノベータが開発するデジタルサイネージシステムとスマートフォン配信の仕組みを通じてワーカーに提供。ワーカーはCOREDOシェアステデリバリーのLINE公式アカウントで注文・支払いを完結できる。飲食店は注文情報に基づきランチボックスを所定の場所まで配達。配達されたランチボックスはエニキャリがピックアップし、オフィスごとの所定の場所へ集約配送する。
日本橋室町エリアで同社グループが運営・管理するビルの入居者が利用できる。実証期間は3月31日まで。配達料は100円（注文者負担）。参加飲食店は計10店舗。
同実証実験を通じ、飲食店とオフィスワーカー双方にとってリーズナブルな価格で提供できるか、ランチボックス購入時の対面接触機会の削減ができるか等を検証し、将来の本格展開を目指す。
