不動産ニュース / IT・情報サービス

2021/3/2

共用施設の鍵管理に宅配ボックスを活用

 (株)つなぐネットコミュニケーションズと、宅配ボックス専業メーカーの日本宅配システム(株)は2日、マンション共用施設の予約等の利便性を高める新サービスの提供を開始すると発表した。

 つなぐネットが提供するマンション管理組合の運営に特化したグループウェア「Mcloud(エムクラウド)」と、日本宅配システムの宅配ボックスと連動したオンラインサービス「J-シェアー」とを連携。居住者がMcloud上でゲストルームやパーティルームといった共用施設を予約すると、J-シェアーに予約情報を連携、宅配ボックスから予約した施設の鍵を受け取り・返却ができ、鍵の受け渡しに管理員やコンシェルジュを介する必要がなくなる。また、J-シェアーが提供するレンタサイクルサービスを利用することもできる。

 管理組合や管理会社にとっては、鍵の貸し出し管理をデジタル化することにつながり、共用施設を24時間出入り可能にもできるため、稼働率向上にもつながる。

 同サービスは、3月下旬に発売予定の「Brillia Tower 聖蹟桜ヶ丘 BLOOMING RESIDENCE」(東京都多摩市、総戸数520戸、売り主:東京建物(株)・(株)東栄住宅・京王電鉄(株)・伊藤忠都市開発(株))に導入が決定している(同マンションのニュース)。

 他の新築分譲マンションへの導入を進めるほか、管理会社や管理組合を通じて既存マンションへの提案も積極的に行なっていく予定。

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宅配ボックス・宅配ロッカー

不在時に荷物などを受け取るための設備。配達人がロッカーに荷物を入れると鍵がかかり、荷宛人は暗証番号や認証カードを用いて受け取る。宅配ボックスは、一般に、マンションの共用部分に設置されている。

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