不動産ニュース / 開発・分譲

2021/2/26

聖蹟桜ヶ丘にZEH-M仕様の免震タワー

「Brillia Tower 聖蹟桜ヶ丘 BLOOMING RESIDENCE」外観完成予想図

 東京建物(株)、(株)東栄住宅、京王電鉄(株)、伊藤忠都市開発(株)の4社は27日、新築分譲マンション「Brillia Tower 聖蹟桜ヶ丘 BLOOMING RESIDENCE(ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンス)」(東京都多摩市、総戸数520戸)のモデルルームをオープンする。

 京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅より徒歩4分。敷地面積は8,556.05平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上33階建て、延床面積は4万7,613.15平方メートル。専有面積は54.93~124.14平方メートル、間取りは2LDK~4LDK。販売価格は4,000万~1億2,500万円台、最多価格帯は5,500万円台を予定する。販売開始は3月下旬の予定で、販売戸数は未定。

 デザイン監修には、国内外での実績が豊富な光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所を起用。周囲のまち並みとの調和を意識し、地域のにぎわい創出にも寄与していく。

 経済産業省が実施した2019年度超高層ZEH-M実証事業に採択されるなど、エネルギー性能の高さが特徴。二重サッシ、Low-Eガラス、HEMSモニター、エネファーム、エコジョーズ等を採用し、一次エネルギー消費量を23%削減、共用部を含むマンション全体で20%以上削減しており、「ZEH-M Oriented」の基準を満たした。さらに、太陽光発電システムを設置し、エントランスや廊下の証明など共用部の使用電力に充てる。こうしたエネルギー性能の高さが事前案内会の来場者からも高い評価を得ているという。

 また、災害対策として免震構造を採用したほか、多摩川に隣接していることから水害時の浸水対策にも配慮。洪水ハザードマップの最大浸水を考慮し、電気室を2階に、受水槽と給水ポンプを地上にかさ上げして設置した。このほかにも、非常用発電機や各階に給水できる増圧ポンプなどを導入する。

 20年9月17日の物件ホームページ開設以来、総資料請求件数は2,500件超。21年1月23日以降開催している事前案内会には延べ700組超が参加するなど、30~40歳代を中心に幅広い年齢層から反響を得ている。

 竣工は22年9月中旬の予定。

この記事の用語

ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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