不動産ニュース / 開発・分譲

2021/3/5

木造ハイブリッド構造を中高層オフィスビルに採用

 野村不動産(株)は、小規模オフィス「H1O(エイチワンオー)」シリーズにおいて、主要構造部への木造ハイブリッド構造の導入を開始。2022年10月開業予定の「H1O外苑前」(東京都渋谷区)で初採用すると発表した。

 耐震・耐火の観点と建築コストの観点から、これまで中高層オフィスビルでは実現しづらかった木造ハイブリッド構造について、環境問題への社会的関心の高まりを受けて採用を決めた。

 「H1O外苑前」は鉄骨造一部木造地上7階建て。(株)熊谷組と共同で設計する。木質耐火部材の大臣認定を取得したλ-WOOD(ラムダウッド)を使用。中高層オフィスビルの柱・梁の一部を木質化することにより建築時のCO2排出量を約21t削減すると共に、木材が成長段階で吸収するCO2約19tの固定を実現する。なお今回の木造ハイブリッド構造によるCO2の固定量は、計画地と同等の広さの土地に杉を植栽した場合のCO2吸収量約50年分相当。

 竣工は22年8月予定。

構造概念図
「H1O外苑前」完成予想図

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆