不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/3/10

首都圏既存マンション、2月は成約減

 (公財)東日本不動産流通機構は10日、2021年2月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。

 同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,587件(前年同月比4.3%減)と前年を下回った。都県別では、東京都1,824件(同8.8%減)、埼玉県427件(同5.2%増)、千葉県437件(同0.9%減)、神奈川県899件(同0.3%減)。

 1平方メートル当たりの成約単価は57万6,700円(同5.3%上昇)、平均成約価格は3,775万円(同5.7%上昇)。成約単価は10ヵ月連続、成約価格は9ヵ月連続の上昇となった。新規登録件数は1万3,192件(同24.3%減)と18ヵ月連続で前年同月を下回った。在庫件数は3万6,323件(同23.4%減)と15ヵ月連続の減少。

 また、既存戸建ての成約件数は1,363件(同22.8%増)となり、8ヵ月連続の増加。2月としては1990年5月の機構発足以来の過去最高。平均成約価格は3,392万円(同6.5%上昇)と、4ヵ月連続で前年同月を上回った。

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レインズ(REINS)とは、 Real Estate Information Network Systemの頭文字を並べた名称。国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構(「指定流通機構」という)が運営しているコンピュータネットワークシステムの名称である。

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