不動産ニュース / その他

2021/3/10

分譲マンションの災害への備えで新提案/野村不

「見せる防災」イメージパース

 野村不動産(株)は10日、災害への備えに関する新たな取り組み「見せる防災・しまう防災」を提案し、分譲マンション「プラウド瑞江」(東京都江戸川区、総戸数99戸)に導入すると発表した。

 マンションの共用部に防災倉庫を設置していても、「どこにあるか分からない」、「中に何が入っているか知らない」などの声もあり、課題となっていたことから、災害への備えをより身近なものにするために、新たな提案を行なう。

 「見せる防災」は、日常的に利用するマンションの共用部内に、防災備品を設置・ディスプレイ。有事の際には在宅避難に向けた適切な初動対応が行なえるよう、入居者の防災意識の向上をサポートしていく。

 「しまう防災」は、共用部のラウンジをはじめ、エントランスホールのソファの中や、飾り棚に防災備品の一部を格納。初期活動や、災害対策本部の立ち上げをスムーズに行なうことができるようにする。

  初の導入となる「プラウド瑞江」は、都営地下鉄新宿線「瑞江」駅徒歩1分に立地。鉄筋コンクリート造地上15階建て、間取りは1DK~4LDK、専有面積38.09~107.27平方メートル。竣工は2021年11月、入居は22年1月下旬の予定。「しまう防災」として、ソファの座面に収納できる家具を開発。今後は他の物件にも導入していく計画。

「しまう防災」参考写真

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マンション

日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。

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