不動産ニュース / 開発・分譲

2021/4/1

3時間耐火構造を実現、15階以上の中大規模木造建築が可能に/住林

 住友林業(株)は3月31日、オリジナル木質部材「木ぐるみ CT」において、建築基準法で求められる上限の3時間耐火構造を実現し、15階以上の中大規模木造建築が可能となったと発表した。

 2月に梁部材で3時間耐火構造の、3月に柱部材で2時間耐火構造・3時間耐火構造の国土交通大臣認定をそれぞれ取得した。

 「木ぐるみ CT」は、木で包まれている、組み合わさった(combined)木質部材(timber)を指す。オリジナルの1時間耐火部材、2時間耐火部材に今回の3時間耐火部材を加え「木ぐるみ CT」シリーズとして名称を統一。単価が高いことが課題となっている木質耐火部材において、耐火被覆材に一般流通品であるCLTや不燃材などを使用することで、製造コストを抑えたのが特長。

 今回の3時間耐火柱の大臣認定で、W350計画(創業から350周年を迎える2041年を目標に高さ350mの木造超高層建築物の建築を目指す研究技術開構想)で試算した柱(荷重支持部の最大サイズ2,500㎜角)が実現可能となり、超高層の大規模木造建築にも応用していく。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。