不動産ニュース / 開発・分譲

2021/4/14

住友林業他、米シアトルで賃貸住宅開発

「Alexan Alderwood」完成予想図

 住友林業(株)、関電不動産開発(株)、(株)サンケイビルの3社は14日、米国の大手ディベロッパー傘下の集合住宅開発会社Trammell Crow Residential(TCR社)と設立したSPCを通じて、ワシントン州シアトル近郊で賃貸集合住宅開発プロジェクト「Alexan Alderwood」(総戸数387戸)に着手すると発表した。

 1960年代からシアトルで木材建材の流通事業を行なってきた住友林業と、国内外での不動産開発・投資実績を持つ関電不動産開発とサンケイビルの知見を生かす。日系3社がJVを組成した上で、TCR社とSPCを立ち上げるスキーム。プロジェクト総事業費は約136億円。建設地は世界的大企業が本社を構えるシアトルのダウンタウンから車で約20分、主要高速道路へのアクセスにも優れ、大型商業施設も隣接している。

 木造3階建ておよび5階建てで構成し、建物面積は29,110平方メートル。住戸はスタジオ~3Bedで、1Bedが中心。BBQスペースやプール、クラブハウスやフィットネスクラブなども完備する。2023年6月の竣工を予定。

 日系3社は今回のプロジェクトを機に、継続してグローバル市場での事業機会を検討していく。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。