不動産ニュース / その他

2021/5/11

シェアサービス等を無料で利用できるサブスク

会員登録することで、スマホ、タブレットを充電できるモバイルバッテリ-のレンタルなど、さまざまなサービスを受けられる

 東急電鉄(株)は、5月12日~7月31日、定期券保有の新たな付加価値創造を目的に、サブスクリプション型サービス「TuyTuy(ツイツイ)」の実証実験を実施する。沿線の価値向上に向けた取り組みの一環。 

 東急線区間を含むPASMO定期券の所有者を対象とした、月額製のサブスクリプション型サービス。東急線利用者のボリュームゾーンである20~30歳代の若年層をメインターゲットとする。
 ユーザーがLINEの「TuyTuy」公式アカウントから会員登録、利用料の決済を行なうことで、毎月各種サービスのクーポンコードが配布される。各種サービスへ登録し、クーポンコードを使用することで、一定回数無料・割引などの限定特典が受けられる仕組み。実証期間中、5・6月は無料で、7月は月額500円(税込み)で利用できる。

 実証に当たり、さまざまな事業者と連携。東京電力エナジーパートナーズ(株)が提供する、スマートフォンやタブレット用のモバイルバッテリーのレンタルサービス「充レン」や、(株)Luupによる小型電動アシスト自転車のシェアリングサービスなど、多様なシェアサービスを用意し、利用者の移動および移動中の利便性の向上を目指す。また、冷凍パンの定期便サービスなども用意した。

 11日に会見した同社鉄道事業本部運輸計画部運輸計画課課長の盛田浩市氏は、「TuyTuyでは、モノを繰り返し使用するシェアリングサービスを中心に提供している。利用者に、環境に配慮したサービスを“ついつい”体験してもらうことも、大きな狙いの一つだ。同サービスを通じて、環境負荷低減の取り組みに興味を持ってもらえれば」などと語った。

 今後は、テレワークスペース・シェアオフィス等との連携も視野に入れている。実証終了後は、同サービスの反響・利用状況を考慮して、協業先も含めて継続実施を検討していく。

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