東急不動産ホールディングス(株)は2日、2019年度にスタートしたグループ従業員を対象とした社内ベンチャー制度「STEP」で、初の事業化案件を発表した。
同制度は、グループの長期ビジョン「GROUP VISION 2030」で掲げる「デジタル活用による新しい体験価値の創出(DX)」や「新領域ビジネスの創造」を目指し、10年後のグループを支える事業の創出を図るもの。
今回、事業化の初弾として、応募総数106件のうち、社外審査員を含めた審査を経て、「TQコネクト(株)」(東京都渋谷区、代表取締役:五木公明氏)を設立した。資本金は5億円。
TQコネクトは、ソフトウェアおよびハードウェア、各種アプリケーションの企画・開発等を通じ、高齢者などインターネットに使い慣れない人でも、簡単にネットを経由した多様なサービスを受けられるようにすることを目指す。21年秋よりサービス提供を開始する予定。東急不動産(株)のウェルネス事業ユニットや、(株)東急スポーツオアシスといったグループ各社とも連携を取り、事業展開を図っていく。