不動産ニュース / 開発・分譲

2021/6/29

滋賀・南草津でニューノーマル対応マンション

モデルルーム。専有部にワークスペースを用意したプラン

 東急不動産(株)は29日、ニューノーマル対応の分譲マンション「ブランズシティ南草津」(滋賀県草津市、総戸数217戸)を報道陣に公開した。

 同マンションは、JR琵琶湖線「南草津」駅徒歩2分に位置。敷地面積3,752.99平方メートル、延床面積2万2,817.68平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。
 大阪まで電車で約1時間、京都まで約20分の都市近郊立地で、共用部および専有部にテレワーク用の設備を設けたほか、非接触で自宅前まで行けるようにするなど、ニューノーマルへの対応を強化した。

 2階部分に24時間利用できるコワーキングスペースを設置。広さ約100平方メートルで、個室スペースを含めた約20席を確保した。

 住戸は専有面積61.07~97.39平方メートル、間取り2LDK~4LDKの17タイプを用意。ワークスペースを設けたセレクトプランほか、外で使ったものを部屋に持ち込まずに保管できるクロークを玄関脇に取り入れたプランなどを設けた。通常はプレミアム住戸仕様の天井高260mを確保、奥行き2.3mの幅広バルコニーを設置するなど、開放的な住戸設計も採用した。

 共用部キッズスペースは “非接触”を意識したつくりに。デジタル技術を活用し、7種類のバーチャル動画が床に投影されるインタラクティブ床を設け、遊具などへの接触の機会をできるだけ減らしている。

 6月12日にマンションギャラリーをオープン。現在までの来場者数は320組で草津市・大津市在住者が約7割、そのほかは京都15%、大阪5%程度となっている。中心年齢層は5歳以下の子供がいる35~45歳のファミリー層。販売開始は7月、販売戸数は未定。販売価格の目安は、全住戸の約6割を占める3LDKで4,000万円台~5,000万円台。平均坪単価は周辺相場の上限に近い210万円台となる見込み。竣工・引き渡しは、2023年3月の予定。

 内覧会で挨拶した同社住宅事業ユニット関西住宅事業本部販売部統括部長の池田智紀氏は、「大阪・京都近郊都市でも、南草津は今、非常に人気が高くなってきているまち。平均75平方メートル程度を確保したゆとりある住戸設計に加えて、サードスペースとなるコワーキングラウンジ、専有部のテレワークスペースなど、アフターコロナに対応する仕様を盛り込んだ。ぜひファミリー層に購入していただきたい」などと話した。

外観完成イメージ
キッズスペースのデジタル技術を活用したインタラクティブ床

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