不動産ニュース / 開発・分譲

2021/7/6

「前橋」駅前で免震タワマン/東京建物他

「BrilliaTower前橋」完成予想模型
スタンダード仕様のモデルルーム。無償オプションを多数設定し、ライフスタイルに合わせた仕様を選択できる

 東京建物(株)は、ファーストコーポレーション(株)と共同で開発を進めている分譲マンション「BrilliaTower前橋」(群馬県前橋市、総戸数203戸)のモデルルームを10日にオープンする。6日、報道陣に公開した。

 同物件は、JR両毛線「前橋」駅徒歩2分に立地する、地上27階建て地下1階建ての免震タワーマンション。高さ93mと前橋市内で最高層のマンションで、「JR前橋駅北口地区第一種市街地再開発事業」の中心となる住宅棟。同駅北口ロータリーに面する約3,870平方メートルの建設地は、低層住宅や駐車場、コンビニなどが立ち並んでいたエリア。個人施行の再開発により前橋市が集約。ファーストコーポレーションは個人施行代表企業、分譲事業の共同事業者、施設建築施行者として参画。東京建物は個人施行者として参画し、分譲事業の幹事会社として保留床を販売する。

 再開発では、住宅棟、地上2階建ての低層棟、自走式駐車場の3棟を建築。同時に駅前広場を整備。建物周囲は遊歩道とデッキ広場も整備する。低層棟には、1階に商業施設、2階に子育て支援施設が入居。住宅棟の1階共用部は災害時に帰宅困難者の一時滞在場所として開放する。また、市のシェアサイクルポートを敷地内に設置するなど、公・商・住一体型の施設として、市民の利便性を向上させる。

 住宅棟は、基壇部をレンガ、生糸など前橋の歴史をモチーフにしたデザインに。共用施設として、ワーキングブース、ワーキングルーム、キッズルーム、パーティルームなどを設置。自走式駐車場は全戸分用意し、住宅棟と2フロアで結ばれる。市のサイクルシェアに加え、テスラ製EVのカーシェア2台を用意する。住戸は、2LDK~4LDK、専有面積約60~123平方メートル。1フロア6~9戸。2LDKでも最低7,100mm、3LDKは8,000mm台のワイドスパン設計。基準天井高は2,500mm。床暖房、ディスポーザーが標準。LDと隣接する洋室を一体利用できるスライディングウォール、食器洗い乾燥機、偏心洗面ボウルなど無償オプションを充実させた。また、上部2層12戸はプレミアム住戸とし、天井高を2,700mmに引き上げ、建具や水回りのグレードアップを図っている。

 9月中に1期の販売を開始する。販売価格、坪単価は未定だが、2LDKは3,000万円台前半~、3LDKは3,000万円台~を予定。最高層のプレミアム住戸は1億円超での販売も予定している。現在までの反響数は600件。モデルルームの事前案内予約数は200件超。反響の65%が地元・前橋市在住者、東京都内、高崎市内がそれぞれ10%。都内からの反響はセカンド・投資目的が多い。年齢層は40~45歳と30歳代がそれぞれ20%。60歳代が10%。シニア層の買い替え、買い増しも目立つという。

建設地。写真右側が前橋駅で、駅前ロータリーの交通広場と一体開発される

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