不動産ニュース / その他

2021/7/26

丸の内仲通りで人流や緑化空間に関する実証実験

「Marunouchi Street Park 2021 Summer」イメージ

 NPO法人大丸有エリアマネジメント協会と(一社) 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会および三菱地所(株)は26日、丸の内仲通りにおいて道路空間を活用する社会実験「Marunouchi Street Park 2021 Summer」を実施すると発表した。実施期間は8月2日~ 9月12日。

 「Marunouchi Street Park」は、2019 年からスタートし、これまでは丸の内仲通りに天然芝を敷いた緑あふれる公園空間を創出。今年度は春、夏、冬の 3 回の実施を予定しており、より歩行者に開かれた「“人”中心の道路」を目指し、さまざまな側面からの検証を進めていく。

 今回は「つながろう、夏のストリート」をテーマに、文化・地域・人とのつながりを意識した空間を創出。卓球スペースやバランスボールなど屋外で体を動かしリフレッシュできる「Sports & Relax」、来街者が食事をしながら、期間中にアーティストが制作活動をする過程を共にすることができる「Enjoy Eating Out」、皇居外苑北の丸公園に植生する武蔵野由来の雑草をイメージした「草原のワークプレイス」や、SDGs・エコツーリズムの先駆けである沖縄の珊瑚砂を使用した「浜辺のワークプレイス」などの「PARKcation」の3スペースを用意する。

 期間中は、「東京ステーションホテル」「ザ・ペニンシュラ東京」「パレスホテル東京」「丸ノ内ホテル」「東京會舘」をはじめ、同エリアの店舗の味が手軽に楽しめるフードも提供する。

 また、4つの実証実験も実施。(1)人々の滞留状況・属性・行動等の変化について観測する「来街者の人流」計測、(2)エリアの就業者に「Marunouchi Street Park 2021 Summer」で働いてもらい、都心部の緑豊かな屋外空間で働くことの快適性・生産性・健康効果等を計測する「就業者の快適性」計測、(3)緑を整備した時の酷暑環境の改善効果を検証する「温熱環境」計測、(4)降雨の有無や強さを 250m格子で 30分先まで毎分更新で予測する「気象予測情報提供」を予定する。

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