(株)タカラレーベンは3日、7月29日より同社初となるバイオマス発電事業へ参入したと発表した。
畜産バイオに係る再生エネルギーの製造販売等を行なう合同会社富士山朝霧Biomass(静岡県富士宮市)へ出資。発電施設は環境省「環境調和型バイオマス資源活用モデル事業」で使用していた施設を「富士山朝霧バイオマス発電所(仮称)」として活用する。発電開始は、2022年度以降の予定。燃料は、富士開拓農業協同組合の会員から徴収した牛ふん(1日当たり17t、約350頭分)。家畜の糞尿を発酵処理することでバイオガスと液体肥料を生成し、バイオガスを燃焼することで発電を行なう。酪農家の廃棄物処理問題を解決すると共にクリーンエネルギーを供給する。また、液体肥料も酪農家および地元の農家に提供し役立てる。想定年間発電量は69万3,793kwh。
タカラレーベンは、同農業協同組合、(株)土谷特殊農機具製作所は同発電所らと共に、共同事業者として参画する。