不動産ニュース / 開発・分譲

2021/9/7

京都にホテル等からなる複合施設/JR西日本

「JR西日本不動産開発ヤサカビル」

 JR西日本不動産開発(株)と彌榮自動車(株)は6日、彌榮自動車が所有する土地に複合施設「JR西日本不動産開発ヤサカビル」(京都市下京区)を竣工したと発表した。

 京都市営地下鉄「四条」駅徒歩5分。敷地面積は約2,505平方メートル。建物は鉄骨造地上8階建てで、延床面積約1万2,396平方メートル。店舗とホテルで構成する。

 2018年に両社で当該地の活用についてのプロジェクトを設立。開発コンセプトを“「利便性の向上」×「地域との共生」による地域の活性化”とし、京都を訪れる観光やビジネスの拠点として、また、周辺に住む人の生活基盤として便利で快適に活用できる施設を目指した。

 四条通に面した外観は、祇園祭の山鉾町で屏風祭などが行なわれる地域性を取り入れ、ガラスの屏風をイメージした先進的なデザインとした。

 ホテルは「リッチモンドホテルプレミア京都四条」が入居。ダブル29室・ツイン95室・スーペリアツイン18室・トリプル30室・デラックスルーム10室・ユニバーサルルーム2室で構成する。ホテルのロビーには、見る角度や眺める場所により“季節のうつろい”を感じられる庭園を配置。全面ガラスとし、エレベーターホールから出てすぐに約60mの奥行の庭園を一望できる仕様としている。22年3月上旬に開業予定。

 店舗にはスーパーマーケット「ライフ四条烏丸店」が入居。周辺にオフィスやホテル、マンションが密集し単身世帯やオフィスが多いことから、時短・簡便商品などや小量目からなる惣菜などを揃える予定。9月15日にオープンする。

 また、地域住民の利便性を高めるべく、2階駐車場にホテルやスーパーマーケット向けのタクシー専用レーンを設置。ヤサカタクシーコールセンターが速やかに配車できる仕組みとしている。

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