不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/9/13

新築小規模木造戸建て価格、首都圏は安定推移

 (株)東京カンテイは9日、2021年8月の主要都市圏別・新築小規模木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は4,548万円(前月比0.2%下落)と反転下落した。都県別では、東京都は5,475万円(同0.1%下落)と4ヵ月ぶりに下落。神奈川県は4,139万円(同2.5%上昇)と、4ヵ月ぶりに上昇した。千葉県も3,701万円(同0.9%上昇)と反転上昇。埼玉県も3,792万円(同0.8%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。小規模戸建ての価格は、東京都で生じたわずかな下落の影響が出たものの、依然安定推移が続いている。

 近畿圏は3,583万円(同2.9%上昇)と2ヵ月連続で前月を上回った。府県別では、大阪府は3,437万円(同1.9%上昇)と2ヵ月連続の上昇。兵庫県も3,932万円(同0.1%上昇)とわずかながら2ヵ月連続で上昇した。京都府は3,571万円(同7.1%上昇)と4ヵ月ぶりに上昇した。

 中部圏は3,678万円(同0.6%上昇)、愛知県は3,746万円(同0.3%上昇)とともに3ヵ月ぶりに上昇した。

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一戸建て

独立した一軒の家屋がひとつの住戸となっている住宅。「戸建て」も同じ意味である。これに対して、複数の住戸で構成される建物を「集合住宅」「共同住宅」という。

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