プロロジスは10日、ファッション通販サイト運営の(株)ZOZO専用の物流施設「プロロジスパークつくば3」の起工式を執り行なった。
開発地は、圏央道「つくば中央IC」より約2.0km、常磐道「谷田部IC」より約5.8km。北関東方面への配送に加え、圏央道を利用すれば都心部を経由せずに広域配送ができる物流適地。つくばエクスプレス「研究学園」駅より約1.3kmと通勤利便性にも優れているほか、周辺には住宅地も多く、雇用確保にも有利な立地となっている。
敷地面積は6万8,512.91平方メートル。建物は地上5階建て、延床面積15万7,313.11平方メートルを計画している。ダブルランプウェイを備え、21mフルトレーラーを含む大型車両が直接各階にアクセス可能な設計とした。さらに、今後の入居企業による設備拡充を考慮し、ノンブレースの建物構造を採用。垂直搬送機を8台設置するほか、施設内にカフェテリア等も設ける。
非常時の発電機燃料として大型のオイルタンクを備え、最大7日分の電力供給を可能とする。備蓄燃料は災害による停電時に施設入居企業へ提供するほか、同社が運営する近隣の物流施設への移送も想定。さらに断水時も約30日間トイレが使える給水設備も整える。環境負荷低減のため、人感センサー付きLED照明や約3.9MWの太陽光発電システムを導入する。
また、学術研究都市であるつくばの地域特性を生かし、同社が施設内の一部にラボスペースやシェアオフィス等を整備することも検討している。
竣工は2023年1月の予定。