不動産ニュース / 政策・制度

2021/9/17

ZEHに対応、住宅性能表示基準等改正へ

 国土交通省は16日、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく日本住宅性能表示基準等の一部を改正する告示案に関するパブリックコメントの募集を開始した。

 8月に発表した「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」のとりまとめにおいて、「住宅性能表示制度における断熱等性能等級および一次エネルギー消費量等級について、それぞれZEH基準の水準の省エネ性能に相当する上位等級を設定すること」とし、高い省エネ性能を有する住宅の性能を住宅性能表示制度で表示できるよう制度の見直しの必要性を示した。

 これを踏まえ、現行の断熱等性能等級4および一次エネルギー消費量等級5の上位等級として「断熱等性能等級5」「一次エネルギー消費量等級6」を創設するため、表示基準および評価方法基準の改正を実施。また、その他の分野についても、これまでの技術的な検討を踏まえ所要の改正を行なう。

 公布は12月上旬、施行は一部を除き2022年4月を予定している。パブコメの詳細はリンク先を参照。受け付けの締め切りは10月16日。

 なお、ZEH基準を上回るさらなる上位の等級については、今後、基準のあり方等について検討を行なった上で位置づける予定。

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日本住宅性能表示基準

住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)にもとづき、国土交通大臣が定めた住宅性能の表示に関する基準のこと。登録住宅性能評価機関はこの基準に従って、住宅性能評価書に住宅性能の評価の結果を表示しなければならない(品確法第3条、第5条)。

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