不動産ニュース / 開発・分譲

2021/9/28

芝浦の大規模複合開発を着工/野村不他

「芝浦一丁目プロジェクト」イメージ

 野村不動産(株)は、野村不動産ビルディング(株)、東日本旅客鉄道(株)と共同で推進している国家戦略特別区域計画の特定事業である「芝浦一丁目プロジェクト」を10月1日に着工すると発表した。

 同プロジェクトは、港区芝浦1丁目の敷地に、浜松町ビルディング(東芝ビルディング)の建替事業として今回着工するS棟(地上43階地下3階建て)と、2027年度着工予定のN棟(地上45階地下3階建て)からなるツインタワーを建設するもの。

 区域面積は約4.7ha、延床面積は約55万平方メートルで、オフィス・ホテル・商業施設・住宅を建設する大規模複合開発となる。

 建物内および地域冷暖房施設での省エネの取り組みとして、10年度の都内大規模事業所のCO2排出量原単位の実績と基準とし、都市再生特区の目標である40%削減に対して、目標を上回る45%以上のCO2排出力削減を達成する見込み。また、野村不動産グループのエネルギー事業等による「太陽光発電」と「カーボンニュートラル都市ガス」の導入等により、大規模複合開発における街区全体でのCO2排出量の実質ゼロを実現する予定。

 また、オフィス部分において建築物における評価基準「ZEB Oriented」を取得予定。オフィス用途の延床面積が30万平方メートルを超える建築物では国内初・国内最大規模での取得となる。

 S棟の竣工は24年度、N棟の竣工は30年度の予定。

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「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。