不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/10/28

受注高増え増収増益/大東建託22年3月期2Q

 大東建託(株)は28日、2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表。オンラインでの決算説明会で、代表取締役の小林克満氏が、決算の概要や今後の方針等について話した。

 当期(21年4月1日~9月30日)の売上高は7,814億9,500万円(前年同期比6.3%増)、営業利益624億7,900万円(同20.7%増)、経常利益642億8,100万円(同18.9%増)、当期純利益435億4,900万円(同17.9%増)。増収増益となった。

 建設事業は、想定よりも工事の進捗が順調に推移。完成工事高は2,116億1,000万円(同3.7%増)、営業利益は230億1,200万円(同15.4%増)を計上した。受注工事高は1,833億9,000万円(同45.0%増)、受注工事残高は7,081億9,100万円(同3.7%減)。

 不動産事業については、一括借上物件の増加等により家賃収入が増加。管理戸数は、居住用・事業用合わせて121万7,578戸(同2.7%増)、入居あっせん件数は16万3,238件(同6.8%増)。期末時点の入居率は、居住用が97.7%(同1.0ポイント上昇)、事業用が99.1%(同0.6ポイント上昇)。売上高5,308億7,600万円(同5.6%増)、営業利益425億4,900万円(同29.5%増)を計上した。

 同氏は、「環境経営のさらなる推進に向け、11月以降、最大200億円のグリーンボンドを発行する」と言及。同社が管理する賃貸住宅1万棟の屋根に太陽光パネルを新規設置する。「発電した電力の一部は、共用部、支店事務所、空室、建築工事で利用し、余剰分は電力会社へ売電する」とし、「太陽光パネルの設置により、17万6,933tのCO2削減を目指す」と話した。

 通期では、売上高1兆5,700億円、営業利益940億円、経常利益970億円、当期純利益650億円を見込む。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。