不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/10/28

ネットでの家探し、売買はやや長期化の兆し

 不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は28日、「不動産情報サイト利用者意識に関する調査」の結果を公表した。

 賃貸・売買問わず過去1年間のうちにインターネットで自身の住まいを探したユーザーを対象に、不動産情報サイトに対する意識等を調査した。同協議会サイト、会員各社のサイト等でのオープン型調査。調査期間は3月18日~6月16日。有効回答人数は2,608人。

 住まい探しをしてから契約までにかかった期間について、賃貸では、「1~3ヵ月未満」が40.5%、「1週間~1ヵ月未満」が35.7%となった。「1週間未満」という回答も含め、9割弱が3ヵ月未満で新居が決まっている。一方売買については、「1~3ヵ月未満」が33.2%で最も多く、「3~6ヵ月未満」が27.5%、「6ヵ月以上」が22.1%と、約半数が家探しに3ヵ月以上かけており、やや長期化する傾向が見て取れた。

 問い合わせた物件数の平均は、賃貸が5.0物件(前年比0.5物件増)、売買が6.0物件(同0.1件減)。賃貸・売買共に「1物件」という回答が過去5年で最も低くなった。特に賃貸では、「6物件以上」の割合は最多となった。訪問した会社数に関しては、賃貸が2.2社(同0.2社減)、売買が3.0社(同0.3社減)と共に減少した。賃貸では、「1社」という回答が最も多くなった。

 契約した人に対して、「不動産会社を選んだポイント」について聞くと、賃貸は「写真の点数が多い」73.3%、「ほかにもたくさんの物件を掲載している」47.1%、「店舗がアクセスしやすい場所にある」40.5%。このうち、写真の点数については「特にポイントとなる点」でも48.7%で最多だった。また、売買については「写真の点数が多い」が72.9%、「ほかにもたくさんの物件を掲載している」48.8%、「写真の見栄えが良い」30.8%となった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。