不動産ニュース / 開発・分譲

2021/11/11

「下北沢」駅高架下に5街区からなる複合施設

「ミカン下北」A街区遠景イメージ

 京王電鉄(株)は10日、「下北沢」駅高架下で開発を進める複合施設「ミカン下北」(東京都世田谷区)を2022年3月に開業すると発表した。

 A~Eの5つの街区で構成され、飲食店舗を中心とした商業エリアとワークプレイスが同居する施設。「ようこそ。遊ぶと働くの未完地帯へ。」をコンセプトに、ジャンルや価値観を超えて混ざり合う場所となることを目指す。

 A街区は、敷地面積約1,200平方メートル、延床面積約2,800平方メートル、地上5階建ての店舗(11店舗)・オフィス。B街区は、敷地面積約560平方メートル、延床面積約1,200平方メートル、地上5階建ての店舗(1店舗)・オフィス・駐輪場。C街区は、敷地面積約180平方メートル、延床面積約580平方メートル、地上2階建ての駐輪場。D街区は、敷地面積約180平方メートル、延床面積約250平方メートル、地上2階建ての店舗(4店舗)。E街区は、敷地面積約300平方メートル、延床面積約480平方メートル、地上2階建ての店舗(4店舗)。

 まち歩きが楽しい下北沢の魅力を生かし、路面店が立ち並ぶようなゾーニングを採用。カルチャー拠点となる書店や物販店、個性的な飲食店など20店舗を出店する。世田谷区との取り組みにより「図書館カウンター」も設置し、利便性向上とまちの魅力発信に寄与していく。

 ワークプレイスは、個人単位で利用可能な「コワーキングスペース」のほか、2~10名程度の小規模用の「スモールオフィス」を用意。スタートアップ・ベンチャー企業の誘致を推進する。会議室やフォンブース、集中スペース、ラウンジ、テラススペースも備え、働き方を選べる環境を整備する。

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コワーキングスペース

属性の異なる人々が共同で利用し、相互に交流することのできる仕事場。英語のcoworking space。業務のための場所を共有するだけでなく、利用者間の交流が生まれるところに特徴がある。また、交流を促すための行事などが実施される場合もある。

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2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。