(株)R65は11日、広島県と連携し、県内の高齢者が賃貸住宅を借りやすくなる仕組みの構築を目指す実証実験を開始すると発表した。
県が運営する「RING HIROSHIMA」(広島県商工労働局イノベーション推進チームが主催する「ひろしまサンドボックス」が母体)では、社会課題を解決するプロジェクトを募集し、実証実験に掛かる費用の一部を支援している。同社は、「RING HIROSHIMA」のイノベーション創出や社会課題に立ち向かう「挑戦者」として、2021年10月25日に採択された。
実証実験では、行政機関や不動産関係者などと連携を図り、高齢者が賃貸住宅を借りやすくなる仕組みや包括的支援の形を模索していく。具体的には、入居希望者の募集や高齢者の見守りサービスの導入実験を行なうほか、不動産会社や物件オーナー向けに「高齢者の受け入れに関する説明会」を実施する。また、高齢者の仲介支援や個別コンサルティングなども行なっていく。
期間は22年3月末まで。成果発表会は同年2月中に行なう予定。