不動産ニュース / 開発・分譲

2021/11/29

東神開発、非商業物件の開発・取得を拡大

「日本橋三丁目スクエア」外観イメージ

 (株)髙島屋の連結子会社で商業施設開発を手掛ける東神開発(株)は、グループ総合戦略「まちづくり」の深化に向けて、オフィス・住宅など非商業物件の開発・取得を加速していく。

 コロナ禍でもオフィス・住宅事業は、商業物件と比較して景気変動に強く、安定性の高さが注目されている。非商業分野に積極的に取り組むことで、利益基盤を強化すると共に、多様化するまちのニーズに迅速に対応する。

 オフィスビル事業では、髙島屋グループ初の本格的オフィスビル「日本橋三丁目スクエア」(東京都中央区)を12月に竣工する予定。東京メトロ銀座線他「日本橋」駅より徒歩2分に立地。敷地面積1,389平方メートル、延床面積1万4,127平方メートル、地上12階地下1階建て(地上:鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造、地下:鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)。太陽光発電設備を導入し、1階共用部の照明へ100%再生可能エネルギー由来の電力を供給するほか、Low-E ペアガラスの採用など、さまざまな環境施策を推進。都内の賃貸オフィスビルでは初めて、設計段階で「ZEB-Oriented」の認証を取得した。

 住宅事業では、「目黒本町マンション」(東京都目黒区、総戸数76戸)を11月に取得した。敷地面積3,382平方メートル、延床面積5,717平方メートル、鉄筋コンクリート造地上7階建て。2001年2月竣工。入居者を対象に髙島屋グループの商業施設のサービス案内を行なうなど、ライフスタイル提案に注力し、各商業施設とのシナジー効果を拡大する。同物件の取得で、同社が保有する住宅物件は4物件となった。

「目黒本町マンション」外観

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