三井不動産(株)は21日、米国子会社Mitsui Fudosan America,Inc.を通じて開発を進めてきた賃貸住宅が、2021年8~11月にかけて5物件竣工したと発表。計1,036戸を供給し、米国での賃貸住宅の供給戸数は8都市計11物件、累計約2,800戸となった。
「ザ・シルバ」(ワシントンD.C.、総戸数176戸)は、ワシントンD.C.の北西部にあり、ミレニアル世代をメインターゲットに供給。敷地面積約2,700平方メートル、延床面積約約2万1,400平方メートル。鉄筋コンクリート造地上10階地下2階建て。21年8月に竣工した。
「メゾン ベセスダ」(メリーランド州、総戸数229戸)は、ワシントンD.C.近郊有数の高級住宅地に位置。敷地面積約7,500平方メートル、延床面積約3万4,600平方メートル。鉄筋コンクリート造階地上6階建て地下2階建て。21年8月に竣工した。
「ヴァンス」(サンフランシスコ州、総戸数137戸)は、テック企業が多く集まるサンフランシスコ市に所在。敷地面積約1,200平方メートル、延床面積約1万1,100平方メートル。コンクリート造地上12階地下2階建て。21年10月に竣工した。
「アルタ インク」(ロサンゼルス、総戸数161戸)はロサンゼルス・ハリウッドエリアに位置、近隣に多く集積しているメディア・コンテンツ企業勤務の若者層をターゲットとする。敷地面積約4,300平方メートル、延床面積約約1万6,500平方メートル。木造(一部鉄筋コンクリート造)地上7階地下2階建て。21年11月に竣工した。
「ザ・ゲージ」(コロラド州、総戸数337戸)は、豊かな自然に囲まれ、近年若いワーカー層に人気のデンバー市に位置。敷地面積は約1万平方メートル、延床面積は約3万400平方メートル。軽量鉄骨造地上8階建て。21年11月に竣工した。
同社グループは、長期経営方針「VISION 2025」にて「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、現在も約4,700戸分の賃貸住宅の開発が進行している。