
三菱地所(株)は12日、シンガポールの大手ディベロッパー・CapitaLandと共同で、中国蘇州市において大規模オフィス開発事業「蘇州(高新区)ビジネスパーク」を推進すると発表した。中国国内における共同プロジェクトの第2号案件。
計画地は、医療機器・バイオメディカル・次世代通信技術等のハイテク産業が集積するエリア。600社超の日系企業が進出していることから、「日資高地(日系企業中心地)」とも呼ばれている。
「蘇州ビジネスパーク」は、11棟・総延床面積22万平方メートル超の大規模オフィス開発事業。地上13~18階建ての高層棟4棟と、地上5~10階建ての低層棟7棟からなる。敷地面積4万9,581平方メートル、延床面積22万400平方メートル。
研究開発(R&D)活動のための設備や多様なライフスタイルをサポートする機能を備え、イノベーションを重視するハイテク産業の需要に対応。低層部には、飲食・物販店舗等の就業者向け利便施設を設けるほか、東西を貫く緑あふれる中央広場(約8,000平方メートル)を整備する。総事業費約250億円、同社の事業シェアは50%。
着工は6月、竣工は2024年半ば頃の予定。
同社グループが中国で取り組むオフィス開発事業は4プロジェクト目で、合計の総事業費は約800億円となった。