不動産ニュース / 仲介・管理

2022/1/19

パナソニック、賃貸住宅向けサブスクサービス始動

「noiful base 駒込」外観

 パナソニック(株)くらし事業本部くらしアプライアンス社は19日、賃貸住宅向けサブスクリプションサービス「noiful(ノイフル)」を開始。同サービスの一つである「noiful LIFE」第1号物件となる賃貸住宅「noiful base 駒込」(東京都北区、総戸数6戸)を発表した。

 「noiful」は、先進家電とその使い方サポート、修理交換、入退去時の家電クリーニングなどをパッケージで提供するサブスクリプションサービス。物件オーナーや管理会社には賃貸住宅の価値向上による物件運用の安定化を、入居者には入居日からすぐに生活をスタートできる「持たない豊かなくらし」を提供する。併せて、物件紹介や内見、契約など対面での対応が不可欠だった諸手続きのDX化を推進。リモート内見やオンライン契約などスマートフォン上で完結するソリューションで、入居者の利便性向上と物件運営の効率化を実現する。

 同サービスでは、「noiful ROOM」と「noiful LIFE」を展開。「noiful ROOM」は、物件オーナー、管理会社などの要望や物件の立地、間取りなどに応じて、最適な先進家電を組み合わせたパッケージを月額制で提供する。家電の設置や施工、入居者からの家電に関する問い合わせ、修理・交換、退去後の家電クリーニングは、全て無償で対応する。「noiful LIFE」は、リノベーションプランの策定や、先進の家電が調和する空間へのリノベーション、パートナー企業との協業による物件マネジメントまでをトータルで行なう。

 「noiful base 駒込」は、築24年の既存物件をリノベーションしたもの。JR山手線「駒込」駅徒歩4分、東京メトロ南北線「駒込」駅徒歩6分に位置。延床面積390.77平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階建て。間取りは、1R(2戸)・1DK(2戸)・1LDK(2戸)。住戸には先進家電を据え置き、高速インターネットも導入済み。イタンジ(株)が運営するセルフ内見型賃貸サイト「OHEYAGO」に特設サイトを設置。入居者の募集を開始する。同サイトの利用により、スマートキーによるセルフ内見や、オンラインでの内見・申し込み・契約ができる。また、建物総合管理は、野村不動産パートナーズ(株)が手掛ける。

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