不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2022/1/26

不動産ソリューション事業が堅調/毎日コムネット

 (株)毎日コムネットは25日、2022年5月期第2四半期決算説明会を開催した。

 当期(21年6月1日~11月30日)は、売上高75億4,000万円(前年同期比3.7%増)、営業利益3億200万円(同147.2%増)、経常利益2億7,300万円(同176.2%増)、当期純利益1億8,700万円(同196.7%増)。不動産ソリューション事業が順調に推移。販管費の減少等により、大幅な増益となった。

 主力の不動産ソリューション事業では、不動産デベロップメント部門において、販売用不動産の売却利益が前年同期比で大幅に増加。不動産マネジメント部門においても業績は順調に推移し、売上高67億5,644万円(同4.3%増)、セグメント利益8億4,160万円(同13.8%増)を計上した。
 学生生活ソリューション事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベント・セミナー等の売上高が減少したことで、人材ソリューション部門の売上高が減少。売上高は7億8,363万円(同1.8%減)、セグメント損失は1億6,630万円(前年同期:2億5,145万円)だった。

 決算説明会では、同社代表取締役社長の伊藤 守氏が、22年5月期計画の進捗状況について説明。不動産ソリューション事業(不動産マネジメント部門)においては、「ターゲットとする首都圏大学生数が安定的に推移していることから、17年連続となる100%の入居率を目指す」とした。管理戸数は順調に拡大しており、当期末で1万1,432戸となる予定。不動産デベロップメント部門では、上期1物件の売却を予定通り行ない、下期1物件の売却もすでに契約済みであると発表。
 学生生活ソリューション事業では、「コロナの収束が見込めず、昨年同様上期の売り上げはほぼゼロだった。対面での新卒採用活動も難しい状態であるため、本社セミナールームにスタジオ設備を設置し、生配信・動画収録を即時可能としている。Webでの会社説明会、動画研修などの配信により、柔軟に対応していく」(同氏)。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。