不動産ニュース / 開発・分譲

2022/1/28

「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」が竣工/森ビル

「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」外観

 森ビル(株)は28日、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」(東京都港区、総戸数547戸)が1月20日に竣工したと発表。同日竣工式を執り行なった。

 「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の隣接地で推進してきたプロジェクト。敷地面積約6,535平方メートル、延床面積約12万1,000平方メートル。高さ約220mの鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)地上54階地下4階建て。

 住戸(12~54階)は1BR(約55平方メートル)から、多様なライフスタイルに応える大型住戸(2BR約95平方メートル~、3BR約120平方メートル~、4BR約285平方メートル~、5BR約1,270平方メートル)を用意。低層階(4~11階)には短期滞在ニーズに対応するサービスアパートメント(160戸、間取り1R・約35平方メートル~2BR・約110平方メートル)も備えた。

 居住者専用のレストランやライブラリー、アートギャラリー、ゲストルームなどの共用施設に加えて、インターナショナルスクールほか、25mのプールを備えた会員制スパ「ヒルズスパ」や東京慈恵会医科大学附属病院と連携したバイリンガルで対応可能な健康相談室などのサービス施設も併設した。24時間対応のバイリンガルフロントサービス、ドアマン、ポーターなどのサービスも提供。サービスアパートメントに入居する外国人起業家に対する特別なサポートプログラムの提供も予定している。

 竣工式で挨拶した同社代表取締役社⻑の辻 慎吾氏は、「当事業は国際新都心・グローバルビジネスセンターを目指して拡大・進化する虎ノ門ヒルズエリアの居住機能を担う大変重要なプロジェクト。当社住宅事業においても最大級の規模と最高レベルのグレードとなる。2015年9月に国家戦略特区の事業に認定されたことを追い風に、都市計画決定からわずか1年半で着工することができ、営業についても、コロナ禍にもかかわらず、順調に進捗している。当プロジェクトの竣工を大きなステップとして、一体的なまちづくりによる相乗効果を高め、地元・虎ノ門エリアのさらなる発展や東京の国際競争力強化に貢献できるよう、引き続き全力を尽くしていく」などと意気込みを語った。

 なお、虎ノ門ヒルズエリアでは、同物件に続き、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と一体開発する「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(23年7月竣工予定)の開発も推進している。

「虎ノ門エリアのさらなる発展や東京の国際競争力強化に貢献できるよう、引き続き全力を尽くしていく」などと意気込みを語る森社長

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