不動産ニュース / 開発・分譲

2022/2/2

北品川の等価交換によるマンション竣工

「アトラス北品川」外観

 旭化成不動産レジデンス(株)は2日、分譲マンション「アトラス北品川」(東京都品川区、総戸数50戸、店舗区画2区画)が1月31日に竣工したと発表した。

 京急本線「新馬場」駅徒歩2分の立地。敷地面積525.58平方メートル、延床面積2,431.55平方メートル、鉄筋コンクリート造地上11階建て。同社が地元地権者9人と共同で行なった敷地の共同化による等価交換事業。地権者は建築費の負担なく、土地の一部を提供することで、等価の建物の一部を取得できる。

 「アトラス北品川」は、歴史ある旧東海道の商店街ならではの好立地であり、かつ古い木造家屋が密集するエリアに立地。また、借地であるがゆえに建て替えが進めにくい家屋や、相続による分割の必要性などから、等価交換により底地借地といった複雑な土地所有関係の整理・解消を図った。通常、同様の再開発の場合、20年超の期間を要するケースも少なくないが、今回は等価交換という手法を選択したことで、事業期間の短縮を実現した。相談開始から竣工までの期間は4年半。

 総戸数50戸のうち、事業協力者住戸7戸を含む。間取りは1K~2LDK。一般向け販売住戸は21年12月中旬時点で完売した。坪単価は400万円。入居開始は4月中旬の予定。

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等価交換方式

土地の上にマンションなどの建物をディベロッパーが建設し、土地と建物の評価額に応じて双方が土地と建物を取得する方法をいう。地主は自己資金を必要とせず、土地の一部を提供することにより、等価の建物の一部を取得することになるのが特長。

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