不動産ニュース / その他

2022/3/10

BCP支援の定額・会員制サービス/三井不

 三井不動産(株)は10日、事業継続計画(BCP)の策定から運用・改善までを支援する定額・会員制コンサルティングサービス「&Resilience」の提供を開始した。

 同社はこれまでにも、さまざまな災害対策や訓練の実施、これらのノウハウの提供をテナント企業や周辺関係者に行なってきた。こうした活動の中で、BCPに関する取り組みは「策定(イニシャル)フェース」に重点が置かれ、その後に続く「運用(ランニング)フェーズ」は非効率な状態で放置されてきたことに着目。今回のサービスを提供するに至った。

 同サービスでは、取り組みの目的を「文書の作成(BCP1.0)」から「災害時の行動力強化(BCP2.0)」へシフト。BCP策定後の「運用・改善」にフォーカスし、これまで非効率な業務だった「課題の見える化」「行動計画の策定・見直し」「確認訓練」というマネジメントサイクルを、デジタルの活用を通じて効率化。専門的な知見・ノウハウを持つパートナーコンサルタントが持続的な改善活動をサポートする会員制サービスとしている。

 1,500件超の豊富なデータの集積によるベンチマークとデジタルツールの活用により、会員企業の災害に対する脆弱性の診断と、「事前」対策として取り組むべき課題を見える化。パートナーコンサルタントが業種別テンプレートを活用したプラン策定を支援するほか、過去の災害事象で発生した事例に基づき用意した訓練を毎年継続的に実施していく。

 21年11月より先行して延べ49社を対象に試験的なサービスを提供したところ、91%の企業から役に立ったという評価を得ているという。

サービス概念図

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆