不動産ニュース / 開発・分譲

2022/3/17

ナイス、CLT材使った町田ゼルビアのクラブハウス竣工

「FC 町田ゼルビア」クラブハウス外観

 ナイス(株)は15日、サッカーJリーグ所属「FC 町田ゼルビア」のクラブハウスを竣工したと発表した。

 同チームの運営会社である(株)ゼルビアが、町田市から「鶴見川クリーンセンター」の一部敷地を借り受け推進する整備事業の一環として、クラブハウス2棟、天然芝グラウンドを新設。ナイスは、クラブハウスの施工を担当した。

 敷地面積約1,107平方メートル。鉄骨造一部木造2階建ておよび鉄骨造平屋建て、延床面積約1,775平方メートル。設計・管理は隈研吾建築都市設計事務所。鉄構造のブレース付きラーメン構造で屋根を木造とするハイブリッド構造を採用。屋根の下地板にはCLTを用い、屋根を支える垂木には軽量で高い強度と安全性を持つ「TJIジョイスト」を使用している。

 選手のロッカールームは内装部に木を採用。また、エントランスは2層吹き抜け、全面ガラス張りとすることで、前面に整備したグラウンドへ視線が通るようにした。

この記事の用語

CLT

木材板を積層接着した厚型のパネル。英語のCross Laminated Timberの略で、和訳は「直交集成板」である。 CLTは、板の層を繊維方向が直交するように交互に張り合わせたもので、高い寸法安定性、優れた断熱性があるほか、CLTを柱や梁とする構造は軽量で耐震強度を確保できるとされている。

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