不動産ニュース / 開発・分譲

2022/4/27

東急不、大阪初の100%再エネのタワマン

2LDKを1LDKに間取り変更したモデルルーム。LDは天井高2.6mを確保した

 東急不動産(株)は26日、29日より事前案内を開始する新築分譲マンション「ブランズタワー谷町四丁目」(大阪市中央区、総戸数174戸)のモデルルームを報道陣に公開した。

 Osaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目」駅徒歩3分、同堺筋線・中央線「堺筋本町」駅徒歩7分の、大阪市内でも地盤の安定している上町台地に立地。敷地面積1,107.68平方メートル、延床面積1万7,340.36平方メートル、鉄筋コンクリート造地上31階建て。関電不動産開発(株)との共同開発。竣工は2024年1月下旬、引き渡しは同年3月下旬の予定。

 同社が大阪府下で分譲する「ブランズタワー」の10棟目。現在、大阪エリアでは20階以上のタワーマンションが年間2,000戸前後供給されており、同マンションが立地する中央区は都心6区供給量の半分を占める激戦区。選ばれる商品企画として、プレファミリーやDINKSをターゲットに、環境課題への意識の高まりや、共働き世帯増によるニーズの変化、ライフスタイルの変化を捉えた“ウェルビーイングな暮らし”を提案する。

 パナソニック(株)と共同開発し、分譲マンションでは日本初となる冷凍・冷蔵宅配ボックスを採用。共働き世帯の利便性を向上するとともに、フードロスや再配達削減に貢献する。脱炭素への取り組みとして、関西の分譲タワーマンションでは初めて全住戸・共用部の電力を、非化石証書を利用した実質再生可能エネルギー100%で賄う。また、テレワーク需要に対応し、10GBの大容量インターネットサービスを全戸に導入した。3階には、(株)東急オアシス監修のフィットネスルームを設置。ミラー型のスマートデバイスを通じて、オンラインでトレーニングプログラムを体験できる「MIRRORFIT.」を導入している。

 1フロア当たり4~6戸の計画で、角住戸率65%。住戸間取りは1LDK~3LDK。専有面積約41~114平方メートル。住戸はLDの天井高2.6mを確保し、都心の眺望を体感できるダイレクト・ウィンドウを採用した。最上階2層にはプレミアム住戸2戸も用意している。

 販売開始は7月上旬。現時点での予定販売価格は、平均坪単価350万円台、販売価格は3,000万円台後半~1億円台後半となる見込み。最多プランは2LDK ・65平方メートル、7,000万円台。現在までの問い合わせ数530件中、85%が実需目的。大阪中心エリアの御堂筋に近い住宅街という利便性の高い立地が評価されており、大きな公園の少ない大阪エリアで大阪城公園までの距離が近い点や冷凍冷蔵宅配ボックスが好評だという。

 なお、同社では、近隣エリアで現在、「ブランズタワー大阪本町」(大阪市中央区、総戸数302戸)を販売しており、22年2月の販売開始後、現在まで累計130戸を供給、100戸超が成約済み。平均坪単価は395万円。最上層42階に「スカイラウンジ」「ゲストスイート」、屋外空間「スカイテラス」などの共用施設を集約した「アマ・テラス」を設けており、充実した施設が評価されている。特に医者や経営者からの反響が高く、セカンドハウス需要や投資目的も多いという。

3LDKを2LDKに間取り変更したモデルルーム
モデルルーム内にはワークスペースも

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