不動産ニュース / 開発・分譲

2022/4/27

埼玉・草加でマルチテナント型物流施設/プロロジス

「プロロジスパーク草加」

 プロロジスは27日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク草加」(埼玉県草加市)の竣工式を挙行した。

 外環道「草加IC」から約7km、「外観三郷西IC」から約5km。東京外環自動車道と国道4号バイパスの結節点近くの、埼玉県企業局が整備する草加柿木フーズサイトに位置する。JR武蔵野線「越谷レイクタウン」駅から徒歩13分。
 敷地面積約6万8631.07平方メートル、地上4階建て。柱鉄筋コンクリート造+梁鉄骨造の免震構造。延床面積は約15万1,747.88平方メートル。

 中央車路とダブルランプウェイにより、45フィートコンテナトレーラーでも各階への直接アクセスが可能。柱スパンは11m×11m。
 1階は草加柿木フーズサイトのコンセプトに合わせて、食品関連企業の入居を想定。北半分を大規模な床かさ上げを可能な仕様とし、排水経路を確保することで、食品工場やプロセスセンターとしても利用できるようにした。
 4階には、就労者のための施設として、210席のカフェテリアや24時間利用可能な売店を備えた「PICNIC PARK」を整備。売店部分にはキッチンも用意し、添加物の少ない弁当を館内調理・提供する計画。

 屋上には390台の駐車場を整備したほか、2MWの太陽光発電設備を設置。自家消費を行なうほか、余剰電力の事故託送も実施する。その他高天井用人感センサー付きLED照明を標準で採用し、入居企業の電気代削減に寄与する。その他、非常用発電機や大型蓄電池の導入などの環境配慮により、CASBEEのAランク、BELSの取得を計画しているほか、ゼロエネルギービルディング(ZEB)とする予定。

 日本通運(株)、(株)スズケン、(株)ヤオコーとの賃貸借契約を締結しており、満床での稼働開始となる。

 なお同日、草加市と「災害時等における施設の提供協力に関する協定」を締結した。災害発生時には、一時避難場所として施設を利用してもらうことを目的に施設を提供する。

4階のピクニックパークには210席のカフェテリアのほか、24時間利用可能な売店も併設
会議室を3室用意し、カスタマーに利用してもらう。なお非常時には災害対策室としても活用する計画

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