不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/5/18

住みここちトップは2年連続で「みなとみらい」駅

 大東建託(株)は18日、「いい部屋ネット 街の住みここち&住みたい街ランキング2022<首都圏版>」を発表した。

 (株)マクロミルの登録モニターに対し、インターネット経由で調査票を配布・回収。首都圏居住の20歳以上の男女を対象に、「住みここち」については19~22年の累計20万7,659人分の回答を、「住みたい街」に関しては22年分の5万3,853人分の回答を集計した。
 「住みここち」ランキングは、現在居住しているまちについての「全体としての現在の地域の評価(大変満足:100点、満足:75点、どちらでもない:50点、不満:25点、大変不満:0点)」の平均値から作成。「住みたい街」ランキングについては、入力された自治体名・駅名を基に複数の候補を表示し選択してもらうフリーワード・サジェスト方式の回答から得票数を集計して作成している。

 「住みここち(駅)」ランキングは、2年連続で「みなとみらい」(みなとみらい線)がトップに。周辺に大型商業施設やホテル、遊園地などの観光スポットがあり、「生活利便性」「自然観光」の項目で評価された。2位は3年連続で「築地・新富町A」(東京メトロ日比谷線)、3位は昨年3位だった「表参道」(東京メトロ銀座線)が順位を上げた。
 「住みここち(自治体)」トップは、4年連続で「東京都中央区」。2位も4年連続で「東京都文京区」がランクインした。3位は昨年4位の「東京都目黒区」。昨年の調査でトップ10入りした自治体が、今回の調査でもトップ10に入る結果となり、大きな変動は見られなかった。

 「住みたい街」ランキングのトップは4年連続で「吉祥寺」(JR中央線)、2位も同じく4年連続で「横浜」(JR東海道本線)となった。3位は「みなとみらい」(みなとみらい線)。トップ10の駅のうち8駅は昨年と同じ顔ぶれだが、5位に昨年11位の「東京A」(JR山手線)、9位に昨年12位の「新宿A」(JR山手線)がランクインした。
 「住みたい街(自治体)」は、昨年まで3年連続で2位だった「東京都世田谷区」がトップに。2位は「東京都港区」、3位は「東京都武蔵野市」。

 今回は、「住みたい理由」「住んでいない理由」「街との関係・住む可能性」も追加調査した。住みたい理由には「交通利便性」「生活利便性」「イメージの良さ」「繁華街があること」などが挙げられ、住んでいない理由には「家賃が高くて払えない」「価格が高くて買えない」などが挙げられた。また、住みたい街では「よく遊びに行く」と回答した人が上位10位の平均で37.7%を占め、住みたい街には44.5%が「現実的には一生住まないと思う」と回答した。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。