不動産ニュース / 開発・分譲

2022/6/28

御堂筋のビルが関西初「WELL認証」の予備認証

テナント専用屋上テラスイメージ

 NTT都市開発(株)は27日、大阪市中央区で開発を推進している「アーバンネット御堂筋ビル」について、関西で初めてWELL認証(WELL Building Standard)の「WELL Core」予備認証を取得したと発表した。

 「WELL認証」は、建物の環境性能に加え、建物利用者の健康とウェルネスを高める空間づくりを評価する世界基準の認証制度。同物件では「自然を感じる心地良い共用部空間の創出」や「ワーカーの健康的なライフスタイルのサポート」、「快適かつ安心安全な執務環境を提供できる建物性能」等が高く評価された。竣工後には「ゴールド」ランクの取得も目指す。

 同物件はOsaka Metro御堂筋線「淀屋橋」駅徒歩4分、同「本町」駅徒歩3分に立地。敷地面積約2,770平方メートル。延床面積約4万2,362平方メートル、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造地上21階地下2階建て。オフィス、店舗等で構成する複合施設で、賃貸オフィス面積は約2万3,238平方メートル。2021年7月に着工、竣工は24年1月の予定。

 3・11階・屋上にワーカーが休息や気分転換に利用できる眺望の良いテラスを設置しており、建物内にも自然素材や豊富なグリーンを採用。また、テナント専用のラウンジでは、日々の食生活で不足しがちな果物や野菜を提供するなど、バランスの良い食生活をサポートし、体を動かすことができるスペースの確保等、健康的なライフスタイルの実現もサポートする。また、ワーカーの利便性向上と感染症対策に配慮し、タッチレス入退館システム、ラウンジや店舗の混雑度を表示するICTツールをはじめ、高機能フィルターを備えた空調機器等を整備している。

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