不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2022/7/4

売上高・利益とも過去最高/スターM22年11月期2Q

 スター・マイカ・ホールディングス(株)は4日、2022年11月期第2四半期決算(連結)説明会を開催した。

 当期(21年12月1日~22年5月31日)は、売上高276億100万円(前年同期比27.6%増)、営業利益37億7,300万円(同68.7%増)、経常利益34億5,300万円(同80.5%増)、当期純利益23億8,300万円(同78.3%増)。リノベマンション事業が大幅に伸長し、第2四半期では売上高・利益とも過去最高となった。

 主力のリノベマンション事業では、積極的な物件仕入れが奏功し、賃貸収入が19億9,929万円(同1.0%増)に。販売面においては、1戸当たりの利益にこだわった販売戦略を実行し、販売収入は252億2,491万円(同30.9%増)。販売利益率は16.2%(同4.0ポイント増)だった。その結果、売上高272億2,420万円(同28.2%増)、営業利益36億8,925万円(同63.3%増)を計上。

 インベストメント事業については、売上高の計上はなし。アドバイザリー事業では、売買仲介業務が順調に推移。投資家向け売買仲介に伴う手数料増加も寄与し、売上高6億3,312万円(同13.3%増)、営業利益3億6,390万円(同45.4%増)となった。

 また、4月に福岡支店を移転し機能を拡充。下期には、神戸支店の開設や仙台支店の機能拡充を予定している。仕入れ目標約1,600戸のうち902戸(進捗率56%)、販売目標約1,400戸のうち849戸(同60%)を達成。東京・横浜に続き、仲介子会社であるスター・マイカ・レジデンス(株)大阪支店を開設し、販売・管理機能の強化も図る。

 同社代表取締役の水永政志氏は、ステークホルダーへのコミットメントを明確化すると言及。「『“作る”から“活かす”社会の実現へ』を企業理念に掲げ、公正・誠実に事業を行なうとともに、社会に役立つ事業の創造へチャレンジする。また、クラウド化、モバイル活用によるリモートワークを推進することにより、1人当たりの生産性向上を目指す。また、女性目線での商品開発ラボも設立し、女性が活躍できる職場環境づくりに努めたい」などと話した。

 通期は、売上高474億1,000万円、営業利益56億4,300万円、経常利益49億1,600万円、当期純利益33億8,500万円を見込む。

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リモートワーク

従業員が、情報システムを利用して自宅など職場以外の場所で勤務すること。英語のremote working(リモート ワーキング)である。

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