不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/7/7

東京都心5区のオフィス空室率、小幅に上昇

 三鬼商事(株)は7日、2022年6月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は6.39%(前月比0.02ポイント上昇)。当月は大型成約の動きが見られたものの、縮小などに伴う解約の影響もあったことから、東京ビジネス地区全体の空室面積が1ヵ月間で小幅に増加した。

 新築ビルの空室率は37.66%(同17.75ポイント上昇)。高稼働の大規模ビル2棟を含めた4棟が既存ビルの区分にシフトしたため、空室率が上昇した。既存ビルは6.25%(同0.02ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万273円(同46円低下)となり、23ヵ月連続で低下している。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は5.01%(同0.02ポイント上昇)。建替予定のビルや自社ビルからの移転のほか、館内増床や拡張移転等に伴う成約の動きがみられたものの、集約や新築ビルへの移転による大型解約の影響があったため、大阪ビジネス地区全体の空室面積が小幅に増加した。

 新築ビルの空室率は34.09%(同0.38ポイント低下)。既存ビルは4.37%(同0.06ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は1万1,880円(同1円低下)となった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆