住友不動産（株）は10日、2023年3月期第1四半期決算（連結）を発表した。
当期（22年4月1日～6月30日）は、売上高2,435億2,400万円（前年同期比2.7％減）、営業利益735億9,500万円（同3.6％増）、経常利益762億6,400万円（同5.6％増）、当期純利益528億9,000万円（同7.5％増）と減収増益。
不動産賃貸事業は、テナント入退去工事の減少で売上高は1,034億8,800万円（同1.7％減）となったが、前期竣工ビルの通期稼働や、ホテル・イベントホール等の施設営業分野の落ち込み回復で、営業利益は436億2,200万円（同0.7％減）を計上した。期末の既存ビル空室率は5.9％（前期末比0.1ポイント上昇）。
不動産販売事業は、契約戸数が1,087戸（前年同期比344戸増）と大幅に増加。当期計上予定戸数に対する契約戸数は約90％となった。売上計上戸数は1,187戸（同415戸減）にとどまったためセグメント売上高は948億8,800万円（同3.9％減）にとどまったが、都心物件を中心とした好採算のマンションが多く計上されたため、営業利益は301億7,600万円（同14.2％増）となった。完成在庫は竣工1年超が645戸（前期末比62戸減）、竣工1年以内が686戸（同219戸増）。
通期は、売上高9,500億円、営業利益2,400億円、経常利益2,350億円、当期純利益1,600億円を見込む。
