不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/9/2

耐震診断後の工事実施率は34.31%/木耐協

 日本木造住宅耐震補強事業者共同組合(木耐協)は1日、同協会で耐震診断を行なった人を対象に実施したアンケート調査から、診断後の耐震補強工事の実施率に関するデータをまとめ、公表した。2011~20年に耐震診断を実施した上でアンケートに回答した人のうち、耐震補強工事の実施有無と年齢について有効回答があった2,517人の回答をまとめた。

 診断後に耐震補強工事を実施したのは、全体の34.41%だった。年ごとに実施率は、おしなべて30%超となったが、17年は45.70%、19年は38.10%と、それぞれ前年(16年:35.65%、18年:33.62%)と比べて大きく実施率が上がっており、その要因として、16年には平成28年熊本地震、18年には大阪府北部地震と北海道胆振東部地震の発生を指摘。大震災の発生により耐震化への意識向上が要因の一つだと考えられるとした。

 依頼者の年代別では、多くの年代で実施率が30%を超えており、年代による工事の実施率に大きな差は確認できなかった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆