不動産ニュース / 開発・分譲

2022/9/20

横浜の庁舎跡地に「地域交流」支える複合施設

「VIERRA蒔田」外観イメージ

 JR西日本不動産開発(株)は20日、同社が推進する横浜市旧南区総合庁舎跡地の開発プロジェクトにおいて、施設名称を「VIERRA蒔田」(横浜市南区)に決定し、10月20日にグランドオープンすると発表した。

 2019年8月、横浜市の課題解決型公募で事業者に選定され、開発を進めていた。「地域交流の場の提供」「少子化・子育て」「高齢化」を地域課題と捉え、生活利便施設のほか、地域交流施設や子育て支援施設、医療・福祉施設などを備えた複合商業施設を整備し、まちの課題解決を目指す。横浜市営地下鉄「蒔田」駅より徒歩3分。敷地面積約4,399平方メートル、延床面積約1万6,549平方メートル、鉄骨造・鉄筋コンクリート造地上4階地下2階建て。

 テナントには、スーパーマーケット「ライフ」や100円ショップ「ダイソー」などの生活利便施設のほか、各種クリニックなどを誘致。地域交流を促進するための取り組みとして、3階には多目的スタジオやキッチンスタジオ、コモンスペースで構成する「ビエラスタジオ蒔田」を設置。併せてオープンテラスも整備し、同スタジオとの一体的な利用にも対応する。また同階にはコワーキングスペース「i-Office」も誘致し、JR西日本やJR東日本が展開するシェアオフィスとも連携することで、周辺住民の多様な働き方をサポートする。

 さらに地域防災に貢献する取り組みとして、1階広場にはかまどベンチやマンホールトイレなどの防災用品を整備。有事の際は、横浜市南区との連携協定に基づき帰宅困難者の受け入れ等も行なう。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。