
(株)レオパレス21は29日、「レオパレスグリーンエネルギー」プロジェクトを始動すると発表した。
2022年6月に設立したレオパレスグリーンエネルギー(株)および関連会社と協力して、同社が管理する賃貸住宅を対象に、CO2排出量実質ゼロの「レオパレスグリーンLPガス」の供給と、ガスメーターを遠隔操作可能なLPWAサービスの提供を23年より順次スタートする。
レオパレスグリーンLPガスは、LPガスの生産~消費までのすべてのバリューチェーンにおいて発生する温室効果ガスをカーボンクレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、使用にかかるCO2排出を実質ゼロとする。パナソニック(株)が提供する無線通信技術・LPWAサービスは、開栓のWeb受付、Web請求、24時間のガス利用監視など実現する。
LGLPガスの供給と合わせてLPWAサービスも導入することで、入居者は家賃とエネルギー代金の同時支払いが可能となり利便性が高まる。ガス供給事業者にとっても、業務効率化が見込める。今後は、非化石証書を活用した実質再生可能エネルギーの「レオパレスグリーン電気」の供給も行なう予定。
同社は、25年度までに約40万戸の供給を目指しており、全戸にLGLPガスおよびLG電気を供給できれば、年間約36万t、杉の木換算で2,570万本相当のCO2排出量削減に寄与するとしている。