不動産ニュース / 開発・分譲

2022/10/20

大手町仲通りで道路空間を活用する社会実験

BATON PARKイメージ

 (一社)大手町歩専道マネジメントと三菱地所(株)は20日、大手町仲通り(東京都千代田区)において、道路空間を“外空間”として柔軟に活用するための社会実験「BATON PARKKAWABATA-RYOKUDO-」(以下、BATON PARK)を10月24~30日に実施すると発表した。

 同社が現在推進する「(仮称)内神田一丁目計画」(2025年竣工予定)では、人道橋架橋に伴い、神田・大手町エリアの結節点として「大手町川端緑道」のにぎわいの創出や回遊性の向上が期待されている。同緑道は、2014年に日本橋川沿いに整備された全長約780mの歩行者専用道路で、旧江戸城外堀の石積みが保存された緑豊かな親水空間。そこで、同緑道の“外空間”としての空間活用を見据え、緑道に隣接する「大手町フィナンシャルシティグランキューブ」前の大手町仲通りで実験を行なう。

 期間中は、「職・住・楽・学」のテーマを設け、食べる・くつろぐ・遊ぶ・働くといったさまざまなシーンに応じて、訪れる人それぞれの“居方(いかた)”を見つけられるコンテンツや仕掛けを提供。大手町フィナンシャルシティのテナントに加え、神田エリアの地元店舗による出店も予定する。休日には、遊具を利用した子どもの遊び場を設置するなど、ファミリーで楽しめる空間も提供する。周辺地域の住民やエリアワーカー、来街者が居心地の良い“外空間”における自分の居場所をカスタマイズできるよう、自由に配置・活用できる椅子やクッション等も貸し出す。

 検証については、利用者の観察調査とアンケート調査を実施する予定。

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