不動産ニュース / 開発・分譲

2022/10/28

大京、東大と空調・換気システムの共同研究

 (株)大京は28日、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科と、 マンション室内の快適性・省エネルギー性を高める新しい冷暖房・ 換気システムの開発に向けた共同研究を開始すると発表した。

  マンション室内の温度調整は空調機が主流である一方、 換気については給気口から外気をそのまま取り込むため、 省エネを維持しながら快適な室温環境を維持する点において課題があった。共同研究では、 外気温に影響されず室温をほぼ一定に保ちながら適切な換気を実現する、新たな空調・換気システムの開発に向けた実証を進める。

 大京は、実証に必要な住戸の提供や改修を、 東京大学工学系研究科建築学専攻の前真之准教授らのチームが温熱快適性や省エネ性能のシミュレーションおよび現場実測などを担当。断熱および空調・ 換気設備計画の複数シミュレーションから、快適な住空間を実現する空調・換気計画の最適化を図る。併せて、各住戸向け全館空調システムとの比較検証を行ない、機器のサイズのコンパクト化や工事コストの抑制効果を検証する。

 研究期間は、2024年3月までを予定。両者は、共同研究での検証を通じて、新築マンションにおける新たな空調システムの導入や、既存マンションのリフォームへの応用などを目指す。

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