事業用不動産に関するサービスや投資運用事業を手掛けるコリアーズ・インターナショナル・ジャパン(株)は28日のオフィス移転を前に、マスコミに千代田区丸の内の新オフィスを公開した。
ビジネスの伸長と事業の拡大により、約1年で従業員が2倍以上に増加。執務スペースの拡大と理想的なワークスペースの実現に向け、千代田区の日比谷国際ビルから拡張移転する。
新オフィスは東京・丸の内、二重橋ビルの18階で、面積は約846平方メートル。ビジネスの起点となる“場”をデザインすることをグランドコンセプトに設定。
エントランスには、クライアントとのミーティングスペースを配置。D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)に配慮し、ミーティングスペースのドアは車いすの人が楽に入室でき、さらに室内での方向転換も容易にできる面積を確保している。引き戸の部屋も1室用意したほか、立ち話などのコミュニケーションを誘発するスタンディングテーブルも、低めのものを設置した。
皇居がのぞめるカフェでは、眺望を楽しんでもらうと共に、リラックスしたコミュニケーションを誘発する。またオフィススペースの窓際にも椅子を用意するなど、ワーカーが眺望を楽しめるよう工夫したレイアウトとしている。
フリーアドレスのオープンオフィスには、モニタを多数設置。さらに26%のデスクを上下昇降タイプとし、立つ・座るの作業によりウェルネスに配慮すると共に、スタンディングで仕事することにより、通りを行き来する人と目線が合いコミュニケーションが活性化する効果も期待する。電話やオンラインミーティングの時用の個室ブースや、集中作業に適したブースも用意した。
同社マネージングディレクター兼会長の小笠原 行洋氏は、「コロナ禍でテレワークを推進してきたが、この仕事は、クライアントとのフェイストゥフェイスのコミュニケーションが不可欠でもあり、より一層の成長のために新オフィスへの移転を決断した。弊社が目指すオフィスのあり方を、クライアントにも伝えていきたい」と語った。