(独)都市再生機構(UR都市機構)西日本支社、南海電気鉄道(株)、富田林市(大阪府)の3者は6日、2023年1月21日に、「金剛」駅前から金剛中央公園までの区間で共創型社会実験イベント「WALK AROUND KONGO ~あるく、くつろぐ、めぐる一日~」を開催すると発表した。
金剛地区は、富田林市の中心部から西へ2~3kmに位置し、高度経済成長期に急速な都市化に伴う住宅難に対応するため、UR都市機構(当時の日本住宅公団)が開発したニュータウン。開発から半世紀以上が経過した現在、人口減少・少子高齢化、施設の老朽化などさまざまな問題が顕在化している。
そこで同イベントでは、地区活性化に向けたにぎわい作り、公共空間の利活用の可能性などを検証し、地区のエリアブランディング、若者・子育て世代の定住促進等につなげることを目指す。イベント本番までのプロセスも含め、事業趣旨に賛同した民間企業、団体、市民との共創の取り組みとなる。
会場は金剛地区のふれあい大通り、久野喜台1号公園、金剛銀座街商店街、金剛中央公園。ウォーカブルな空間作りを目的とした社会実験「まちなかリビング」では、公募により選定したストリートファニチャーを各会場に配置。事前の市民参加プログラムで作成した椅子や自宅にあるアウトドアチェア等を持参してもらい、好きな場所で使ってもらう実験(チェアリング)も同時開催する。
そのほか、電動バイクや立ち乗り型スポーツスクーターなどの次世代モビリティの試乗体験、地産地消にこだわる生産者、飲食店等が出店するマーケット・マルシェ等も行なう。