不動産ニュース / 開発・分譲

2022/12/15

船橋でのまちづくりが仏政府から認定/野村不

パリで実施された認定式典の様子

 野村不動産(株)は15日、環境配慮型のまちづくり「ふなばし森のシティ」(千葉県船橋市)が、フランス政府住宅・持続的居住省が推進する「エコカルティエ認証(Label ÉcoQuartier:環境配慮型地区認証)」の最終段階であるステップ4を取得したと発表した。フランス国外での同認証取得は世界初。

 「ふなばし森のシティ」は、船橋市北本町1丁目の約3万4,000坪に及ぶまちづくり事業。千葉県船橋市と連携し開発した。分譲マンション(総戸数1,497戸)、戸建住宅(総戸数42戸)、ショッピングセンター、病院等を開発。先進の環境技術や情報通信技術を導入して脱炭素型都市基盤を構築するとともに、風の流れや緑といった住まいに関する知恵や工夫を取り入れている。2014年7月に全体竣工した。

 エコカルティエ認証は、持続可能なまちづくりにより質の高い暮らしを実現することを目的に、模範的な事業を認証する制度。「事業の推進」「地域経済」「生活環境」「環境と気候」の4つのテーマごとに5つの目標から構成されており、事業フェーズごとにステップ1~4に分けて審査・認証する。

 「ふなばし森のシティ」は16年にステップ3(計画に基づく取り組みに関する審査)を取得。今年、ステップ4も取得した。

 なお、フランス国内では500を超えるプロジェクトが同認証にエントリーしており、ステップ4を獲得したのはそのうち16プロジェクトに留まる。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。