不動産ニュース / 開発・分譲

2022/12/15

渋谷・桜丘にイノベーション支援のサウナ施設/東急不

植栽を配した外気浴スペース
「サウンドサウナ」では音楽を聴きながら⼊浴を楽しめる

 東急不動産(株)は15日、再開発の検討が進む「ネクスト渋⾕桜丘地区」において、再開発事業着⼯までの暫定施設として、23日に開業するサウナ施設「渋⾕SAUNAS(サウナス)」(東京都渋谷区)を報道陣に公開した。

 同社は、中心となって発足した事業開発コンソーシアム「NIB(Neutral Innovation Base)」において、渋⾕桜丘エリアにおける起業⽀援・新規事業発⾜⽀援の取り組みを推進。スタートアップ企業のニーズを捉え、22年4月には、同じく同地区での暫定施設として「桜丘フロントビル」「桜丘フロントIIビル」内にイベント時に利用ができるスペース(「ばぐちか」「SACS」)、大手企業やスタートアップ企業同士での交流の場となるコワーキング施設を設置してきた。今回、採用活動に有効な福利厚生サービス、食堂や娯楽施設といった機能を持つ施設として、新たにサウナ施設を開発した。

 「ネクスト渋⾕桜丘地区」は、23年11月に竣工を予定する開発中の「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」に隣接するエリアで推進しており、「渋⾕SAUNAS」は、JR「渋⾕」駅徒歩4分に立地。敷地⾯積306.91平方メートル、鉄⾻造地上3階建て、延床⾯積671.87平方メートル。

 企画・運営は、サウナ施設や飲食店のプロデュースなどを手掛ける(株)TOYOKE(東京都渋谷区、代表:古屋蔵人氏)。マンガ&エッセイ「サ道」著者、⽇本サウナ・スパ協会が公式に任命した「サウナ⼤使」も務めるタナカカツキ⽒が総合プロデュースを⼿掛けた。

 館内には、⽇本でも数少ない「ウィスキング専⽤サウナ」(バルト三国由来の、白樺の束を使って行なうマッサージやリラクゼーション施術)、および今回の施設用に開発した4つのスピーカーと2つのウーファーを用いたサウンドシステムを搭載し、音楽を聴きながら⼊浴を楽しめる「サウンドサウナ」、世界各地から厳選したハーブやミントを利⽤した「リラクゼーションサウナ」といった8種類9室のサウナ室を用意した。頭まで浸れる⽔深1.6mの⽔⾵呂をはじめとする2種類4つの⽔⾵呂、外気浴スペースも確保している。

 そのほか、テーブルとカウンター合わせて45席のワークスペースや、ミーティングスペース(6人・8人利用の2室)なども設けた。サウナは予約制で、⼊場料は平⽇3,080円〜、営業時間は当面の間は8:00〜23:00、最大収容人数の4割程度から運営する予定。稼働目標は10万人以上、1日250~300人の利用を見込む。

 同社都市事業ユニットビル運営事業部営業運営第一グループ主任の熊本真之氏は、「NIBでは、もう一度渋谷にスタートアップを集積させ、かつて1990年代後半にビットバレーと呼ばれていた渋谷を復活させたいとの思いで取り組んでいる。新たな産業はスタートアップ企業と大手企業とのコラボレーションから生み出される。隣接地で開発を推進している桜丘口地区の複合施設は、大手企業の利用を予定しており、今回のような施設を用意することでスタートアップと大手企業の交流を促進する環境づくりに寄与できれば」などと話した。

 タナカカツキ⽒は「普段、私たちは、頭の中でずっと考えている思考の世界にいる。ところが一旦、裸でサウナに入れば、意識や思考、考えることから解放され、熱い、冷たいなどの感覚が満たされる。それが非常に気持ちいい体験となる。自分の体験から、サウナは子供のころ自然の中で遊んだ体験に近い。都市にこそサウナは必要」などとサウナに関する持論を展開した。

ウィスキング専⽤サウナでは植物を使った施術を受けることもできる
「渋⾕SAUNAS」外観

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